僕がフリーランスエンジニアで月収40~50万円を稼ぐようになるまで3

その後、失業保険を貰いながら、僕は転職活動をしていた。僕はシステム業界がどういうものなのかということが当時なんにも分かっていなかった。ハローワークでかたっぱしから求人に応募していって、声をかけてくれた会社があった。提案内容は「車載システムのC言語での開発。契約社員で、基本給は32万円。180時間を超えたら残業代を出す。」というものだった。いわゆるSESの会社だったんだね。

その前は手取りが19万円しかなかったから、すごくいい条件だと思って、OKした。奥さんも喜んでたと思う。その後、案件が大炎上して僕の給料は月50万円を超えたりしていた。でもそれは長く続かなかった。案件がないと給料も無い。1ヵ月ほどそんな状態が続いて、なんとか案件を見つけてくれた。次は東京のNTTデータの案件だった。仕事の内容は開発ではなかったが、仕事はぼちぼち楽しかった。なによりも東京が自分にとってものすごく刺激的な場所だった。この案件が1年ほど続いた。

その後、2ヵ月のVB.NETの仕事を経て、堂島の案件についた。これが面白くなかったんだなー。リーダーの人も全然教えてくれなくて、なんか嫌になった。それで奥さんに仕事をしてもらって、自分は家で、クラウドワークスで案件取りまくってがんばることにした。奥さんは病院で正社員として採用されて、僕は契約社員を辞めて、フリーエンジニアに転身した。ここではまだ月収40万~50万円を稼げてないよ?ここから数年かかったんだなー。仕事のあてが、クラウドワークスしか知らなかった僕は、このサイトでひたすら案件に応募していった。全然取れないときは、1円でとりあえず仕事をとってこなしていった。ぶっちゃけ失業保険を貰いながら、しかも親に1年間の期限付きで、月15万円お金を貰いながら過ごしていたので、まだ余裕があった。

けして安定はしなかったし、十分稼げなかったけど、じょじょに金額は増えていった。案件の内容も報酬もほんとにピンキリだったけど、1ヵ月で30万円くらい稼げる案件があって、「こういうのもあるんだ~」と思っていた。

そして、なんかのきっかけで僕はバイナリーオプションの存在を知ってしまう・・。これが結構運命の出会いだったような気もするんだけどね。これでクレジットカード決済とか、銀行カードローンとかからお金をつまんで、マーチンゲール法という勝率は高いんだけど、負けたらものすごい損失になるっていうクソみたいな手法があって、それで結局200万円くらい損してしまった。そして親からの援助も無くなって、これはやばいぞってなった。なんとかしなきゃいけないぞと。