「デジタル資産」という神話

「資産性」という言葉がある。これを初めて聞いたのは、大阪市塚本駅の近くに賃貸で暮らしていた時に、その近くにマンションの販売をしている会社があって、モデルルームを見せてもらった時である。

営業の人から「資産性を重視してマンションを購入するのはアリですよ。」と言われた。彼曰く塚本駅大阪駅まで1駅で、今後大阪駅はものすごく開発が進むと、(実際ものすごく開発が進んでいる・・!)なのでそこから1駅の塚本駅のマンションはこれから価値が上がると。

まぁ、マンションなどの不動産は分かりやすい、目に見える有形固定資産だが、デジタル資産というのもある。これはyoutube動画やブログ記事などである。

しかしデジタル資産というのは、資産とは言えないのかもしれない、と最近思いだした。大きな理由としては、不動産などの有形固定資産は有限であるのに対して、動画やブログ、サイトなどのデジタル資産は無限に増えていくということ。

基本的に価値というのは希少価値であって、数が限られているから価値が上がるわけなのに、ブログや動画は毎日ものすごい勢いで増えているので、1動画、1ブログあたりの価値は毎日下がっているということになる。

ユーチューバーも動画をたくさん持っているという意味では「資産家」ともいえるのだが、稼いでいるユーチューバーは揃って「毎日○時に更新!」とかを謳っている。つまり彼らは「資産家」というよりも「労働者」なのだ。デジタル資産は資産なのかもしれないけど、限りなく資産性の低い資産なのかなって。

デジタル資産というのはコンテンツよりもプラットフォームがそうなのかもね。FacebookとかYoutube(サイトとしての)が本当のデジタル資産なのであってコンテンツは労働なのかもね。テレビ局と映像制作会社みたいなもんか。

とまぁ、ユーチューブやブログで全然マネタイズできてないので、愚痴を言ってみた。

ブログは1日平均50アクセス。youtubeの音楽チャンネルは累計500ちょい。資産形成に焦りは禁物。資産はゆっくり育てるもの。焦って対価を得ようとする人は労働者にしかなれないのである。ワッハッハ~。

はぁ・・。