ユーチューバーを取り上げたテレビ番組が最近よく放送されているが先日また出ていて、自分もユーチューバーを目指しているので気になってピックアップ。
放送された番組はこちら。
ユーチューバーとは「youtubeに動画を投稿してお金を稼いでいる人」とのことを言うらしい(諸説あり)。
ユーチューバーが稼げる仕組み
投稿した動画をユーザーが視聴したときに画面の下に広告が表示される。視聴1回につき0.05円~0.2円ほどらしい。
つまりはテレビ番組と稼ぐ仕組みは同じである。テレビも無料で見れる。テレビの収益源は番組の間に流されるテレビCMである。
どういう動画が人気なのか
世の中の様々な疑問を実験・検証してみる動画。ユーザーからのリクエストに答える動画もある。
ヒカルさんの例では「自販機はいくら使うと全部売り切れるのか?」「祭りの屋台のクジを全部買ったら特賞は当たるのか?」「宝くじを100万円分買ったらどれくらい当たるのか?」「東京から関西までタクシーでいくらかかるか?」などである。テレビで言うと探偵ナイトスクープの激しいバージョンという感じ。
ゲーム機を父親にハンマーで壊される動画が海外でバズったらしい。
問題点
youtube動画の魅力は「企業やスポンサーがつかずに自由奔放」な点だが、人気ユーチューバーに企業やスポンサーがつくとテレビ的になる。テレビ的とはつまりスポンサー企業をヨイショしたり、コンプライアンスによって発言や行動に制限がかかることによって動画がつまらなくなってくる。
また、注目を集める動画が視聴数を稼ぎ、収益につながるので、法律的にグレイな動画、低俗な動画が氾濫し、それを見る人にも伝播し、違法行為の増加や、一般庶民のモラルの低下が懸念される。
ユーチューバーのメリット
・年齢に関係なく(?)誰でも簡単に始められる。元でがかからない。
・有名になれば結構稼げる。
・引きこもり等の解消につながる。
ユーチューバーのデメリット
・住所を特定されていたずら、嫌がらせされる場合がある。
感想
僕がユーチューバーを目指そうと思った理由は、自分の子供が3DSでyoutubeばっかり見ているからである。子供の頃についた習慣というのはなかなか変わることはない(マクドナルドはこの戦略)。僕らの時代は「テレビっ子」だったが、今の子供は「youtubeっ子(=つべっ子)」と言える。
そもそもインターネットって「偏っていて、つまらないテレビ」に対抗する存在だったと思うのだが、youtubeの盛り上がりを見ているとテレビの特性をさらに強化した、劣化させた存在になってしまっているのが残念。
結局インターネットもテレビもメディア(媒体)であって、配信するのも、それを見るのも「人」であって、「人」ってなかなか変わらないので、メディアがどう変わっても、本質は何も変わらないのかなって。
メディアが人を変えるのか、人がメディアを変えるのか。