長時間労働が太る原因ではない

大学卒業時に63キロだった僕の体重は、約10年間のサラリーマン時代を経て80キロまで増えた。僕は自分が太った原因を会社のせいにしていた。僕のような気弱な人間が会社に勤めると必ず社畜を余儀なくされる。長時間労働のせいで精神的にストレスがたまって過食になるし、帰宅が夜12時近くになって、それから晩ごはんを食べるので、時間的にもよろしくない。僕が肥満なのは会社の長時間労働によるストレスのせいだってずっと思っていた。

そして会社をやめて約2年が経った今、僕の考えが間違っていたと確信した。

会社を辞めて、ニートをしても、体重は減らず、むしろ増えた。時間があるからいつでも外に出てウォーキングができると思っても、続かない。

今になって思えば、会社勤めをしているとある程度運動をする。まぁ僕はシステムの仕事だったので仕事中は基本デスクのパソコンとにらめっこしているのだが、会社に行くまでに、駅まで自転車をこぐし、ほとんどの場合、電車内では立っているし、駅を降りてから10分以上は歩くし。それを帰りも繰り返すわけで。トイレにいくにしても大きなオフィスだったら歩く。

一方、ニートや在宅プログラマーはほとんど運動しない。運動しなさがパないのだ。トイレに行くときの階段の上り下りくらいかな。1日100歩もいってないかもよ?

運動しない分食欲も少ないのかというとそうではない。ずっと寝ててもお腹が減る。一方、加齢で代謝が落ち、カロリーもさほど消費しない。ジムに申し込んでも行かない。

万事休すか・・!