僕がネイティブアプリ開発案件を受けない理由

一言にプログラマーと言っても、色々とプログラミング言語もあるし、開発するプログラムにも種類がある。僕はインターネットのサイト(古い言い方だとホームページ、ナウい言い方だとウェブアプリケーション)のシステムを作っている。

仕事としてネイティブアプリ(iPhoneアプリAndroidアプリのいわゆるスマホアプリ)の開発は一切やっていない。

その理由は「ネイティブアプリはクローズド(=閉鎖的)だから」

例えばiPhoneアプリは、アップル社の審査がある。この審査に合格しなければiPhoneアプリを世に出すことはできない。しかもiPhoneアプリは当然Androidでは使えない。開発者は別途Androidアプリを作らなければいけない。また、開発者はiPhoneアプリをリリースする場合、年間約1万円支払う必要がある。Androidアプリは確か最初に5000円払ったらあとは料金が発生しないが、AndroidアプリはiPhoneで使えない。

ネイティブアプリの閉鎖性(=クローズド)の意味が分かっていただけただろうか。

インターネットというのはオープンな場所。例えば、ブログなら誰でも無料で作ることができる。そして、誰でもそのブログにアクセスすることができる。この「万人に開かれた社会」こそがインターネットの本質なの。

私は閉じられた社会よりも開かれたインターネット社会の方が人間にとって良いと考えているので、サイトのシステム開発に集中しているの。

ビットコインしかり、IoTしかり、AIしかり、マストドンしかり、革新的なイノベーションというのは常にアプリからではなくて、GitHubをはじめとするオープンソースから出てくる。オープンイノベーションこそが大切だと僕は信じている。

ただし、アプリ開発の方が金にはなるだろう(泣)