卒業式の祝辞が無事終了

卒業式の祝辞が無事終了した。祝辞を行うための流れは、原稿作成と、本番であります。卒業生の人数は校長や教頭に聞けばよいだろう。

原稿の作成は前年度の会長にまずは前年度の原稿を貰おう。大体最初と最後に言うことは同じである。どうも最後は「最後に〇〇校長先生を始め、・・」ということで学校の方々への感謝の気持ちを述べて終わるようである。

ということで、最初と最後は前年度の原稿を丸々コピペした。

そして、「中学生になる皆さんにお伝えしたいことは「〇〇〇」ということです。」として、真ん中に自分が卒業生にこの先どう生きて欲しいか、どういう人間に育ってほしいかを書いた。僕はとにかく好きなこと、得意なことを見つけてその種を育てて欲しい、という趣旨の内容にした。

スピーチの時間は大体4分と少し。原稿はかなり悩んだし、何度か書き直した。小学校の作文の宿題みたいな感じか。

卒業式には教職員の皆さん全員?が出席するので、前年度のコピペだと、同じだとバレるかもしれない。けど、正直テンプレなので、変わりはしないだろうが、ネットでテンプレを探してちょっと文言を変えるのもありかもね。

そして内容が決まったら、それを和紙にマジックペンか筆ペンで書く。別に筆で書いてもいいが、僕は筆ペンを使った。ただ、筆ペンの細いやつは、あんまり筆っぽい字にならず、これだったら別にマジックペンでも良かったのかな、と思った。そして、和紙に筆ペンで字を書くのは結構時間がかかる。1時間はかかると思った方がいいよ。

ちなみに、和紙がおすすめ。和紙に字を書くのには、実はみんなが知らない理由があるみたい。これは前年度の会長にアドバイスしてもらったんだけど、卒業式では照明担当の人がいる。結構、演台には照明があたっており、普通のコピー用紙に、プリンターで印刷すると、照明で、文字が光って、ものすごく読みにくいらしい!和紙だと光を吸収してくれるので、とても読みやすいそうな。実際、光って読めないということはなく、スムーズだった。

さて、卒業式本番ですが、10時開始とすると、9時15分ごろに来賓が集まる集合場所に行きます。その前に、受け付けで、お花を貰いましょう。これは、胸につけるか、スーツのポケットにつけるようです。幼稚園の来賓として参加した時は、左胸のポケットに刺しました。でも自分の学校のお花は一般の来賓よりも大きく、胸につけると恥ずかしいので、スーツ左下のポケットにつけることにしました。僕がもらったお花にはフックがついてあって、針もついていましたが、フックで引っかけるだけで付けることができ、よかったです。

9時30分ごろに校長先生と教頭先生が来まして、来賓の方に軽く挨拶をされました。50分頃になったら、また来るそうな。そして僕のところにきて、「50分ごろに来ますね。順番は会長さん(僕)が一番最初で、その後ろに中学校、その後ろに幼稚園の学校関係者が並びますのでよろしくお願いします。」どうも順番があるみたい。

そして、50分に校長先生が来て、校長先生の後ろについていった。もちろん靴ははいていきます。体育館の入り口からまっすぐ入って、左側の来賓席の前列、一番前に座ります。右側には、先生方が座っていました。一礼くらいしたほうがいいかなぁ。しなかったけど。先生は、来賓に礼、保護者に礼して座っていた。

体育館は寒い。3月中旬はまだ寒いかもしれないので、お腹に腹巻をつけてくるか、お腹にホッカイロを付けてきたらよかったなーと思った。ストーブの傍に座っていたが、広い体育館では効きが悪い。底冷えします。

国歌斉唱→校歌斉唱→卒業証書授与(これが長い。100名で40分くらいかかるそうな。)→校長の式辞→PTA会長の祝辞(←ここ!)

うん、式の中心あたりにいつもPTA会長の挨拶があるのです。これは入学式も一緒。

まず、教頭が「PTA会長の祝辞」みたいなことを言いますので、言われたら席を立ちます。そして、後ろを向いて、来賓に一礼、教員側を向いて一礼、そして階段の方に歩いて、階段をコケないように上ります。昇り終えたところで止まって、国旗&校旗に一礼、演台まで歩いて、マイクの前に立って、静止する。すると教頭が「礼!」という、学校にもよるが、生徒は座ったまま礼をする、もしかすると礼の前に生徒の起立があるかもしれない。

礼は「1,2」とか自分で数えた方がいいかもね。生徒の礼は結構長かった1,2,3くらい数えてるかもね。まぁ生徒より長くはしなくていいと思う。

礼の後、封筒をスーツの右内ポケットから祝辞の封筒を出す。焦るかもしれないが、ここは深呼吸をしながら、超ゆっくりやってよい。あまりなれない封筒だし、和紙もなかなか普段触ることがないので、前日には何回かシュミレーションで、封筒から和紙の原稿を出す&直す練習はしておいた方がよいだろう。そしてブワーと原稿を広げずに、読み終わったらヒラリ、読み終わったらヒラリ・・と。もちろんおちついて、ゆっくり読むようにしましょう。それくらいでちょうどいいスピードになっていたりします。

生徒よりも結構高い位置から読んでいるので、原稿の方を向いていても、会長の顔は見えていると思いますが、読みながら、生徒たちの顔を見るのが良いみたいですね。これはニュースキャスターでもなんでもそうですよね。話すときは人の顔を見るのが基本です。ただ、噛んだり、原稿を飛ばしたりするのはもっとよくないので、基本はゆっくりと心を込めて、原稿を見て読む!ってことでしょう。

平成29年3月〇〇日 PTA会長 姓 名」で読み終わった。肩書きの部分であるが、僕はただ「PTA会長」とだけしたのであるが、幼稚園の会長さん、小学校の校長先生は「〇〇市立○○小学校」というのを付けていた。これはどちらでもいいと思いますよ。

さて、読み終えた後は、また深呼吸しながら、原稿を封筒に直して、原稿は演台に置いて帰ります。校長先生も原稿を置いていました。ネットでは「右側に」と書いてありましたが、校長先生は左側に置いていたので、その右隣に置きました。そしてきをつけの姿勢で静止すると、教頭が「礼!」と言うのでまた礼します。

そして階段の傍まで歩いて、後ろを振り返る(諸説あるが、出来るだけ国旗&校旗に背を向けないほうがよいため、ムーンウォークっぽい感じで後ろ歩きする人もいるとかいないとか)、そして国旗&校旗に礼、階段を降りる、席の手前で止まって、学校側に礼、来賓に礼して、椅子に座る。おそらく10回弱ほど礼をすることになる・・。原稿を読みながら「学校の先生方、誠にありがとうございます。」とかいうのは、実際に学校側を向いて礼をする。

あとは、ホッとした感じになる。そして生徒の別れの言葉と歌で、安心と感動で、かなり泣ける・・。本年度の本校では森山直太朗の「さくら」と「最後のチャイム」の合唱だった。まず泣くのは女子。「さくら」で前列の二人が歌えないほど号泣していた。そして「最後のチャイム」で男女ともに泣いていた。半分以上泣いていたようである。これは年度によっても違うらしい。ちょっと悪そうな男子も泣いていた。

卒業生退場、担任の先生も退場、そして来賓が退場して、最初いた待合室(本校では図書室)へ戻って、来賓の方や、校長先生と少しお話して、女子役さんに「お疲れ様でした。」の挨拶をして、学校を後にする。来賓の方に配っていたお寿司も貰えたりする。家に帰ると、ホッとしてめっちゃお腹が空いて、お寿司をペロっと平らげる。

その日は、感動で、なかなか仕事が手につかなかったなぁ。素晴らしかった!